ココロのバトンタッチ
こんにちは。
東京メンタルヘルス・スクエア 吃音チームです。
相変わらず吃音心得スタッフの待機できる日が少ない中、毎度毎度、「ああ、やっとここに座れた! 」 と想い、
吃音をお持ちの方々からのコールをお待ちしています。
待機中、対象外の方からのコールも頻繁に入るのですが、
先日、とある 「 常連さん 」 から、いつものようにコールが入り
「 ごめんなさい、ただいま吃音をお持ちの方のみ受付の時間帯になっておりまして。。。」とお伝えしますと、
「 そうかそうか。それじゃ邪魔しちゃいかんの。今日は我慢するわ。 」
のお声に引き続き …
「 吃音の人は逆にいつも我慢してるんだろうな。今日は我慢している人達がいっぱいしゃべれるといいな。」
そうおっしゃってくださったのをお聞きして、思わず泣きそうになりました。
いつもはご自身のお悩みや苦しみをたっくさん吐き出される方。。。
こうして他の方、それも見知らぬ方々に向けて、シンプルなんだけど、温かい想いを馳せて下さったそのお気持ちが、本当に、本当に、本当に、嬉しかったのです。
月に2・3回だけの<吃音専用>の時間帯(=あの待機表示の緑色の帯にダラダラと文章が入っている時間帯)には、
平均して10件以上の対象外の方からのコールが入ってきます。
いつもその皆様に等しく 「 ごめんなさい 」 をさせて戴いているのですが、
どなた様もご快諾くださり、次の機会までお待ちくださいます。
みなさまのそのお気持ちが、改めて嬉しく感じ、ありがたく感じた次第です。
「 話したい 」 気持ちのバトンが繋がって、 こうして吃音をお持ちの方々と 「 はじめまして 」 をさせて戴いています。
電話に慣れていない方々の、受話器の向こうから伝わってくる ドキドキしている様子。。
その空気感が新鮮でもあり、神聖でもあり。
いつでも私達を初心に帰らせてくれます。
「 今日はどうされましたか?」 そうお訊ねしつつ、自分自身の耳とココロが大きく皆さんに開いていくのをいつも感じる25分間のスタートです。
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東京メンタルヘルス・スクエア 吃音チーム
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