SNS相談「こころのほっとチャット」について渋井哲也さんの取材を受けました
「ルポ 平成ネット犯罪」など多数の著書を出版されており当団体でも「ネットと自殺」の社内研修講師としてお招きしたこともある渋井 哲也さんが先日、取材にお越しになりました。取材対応者は当団体のカウンセリングセンター長の新行内 勝善。
↑取材風景。写真撮影のため少し距離を縮めましたが、マスク着用でソーシャルディスタンスを保って実施いたしました。(左:新行内 勝善カウンセリングセンター長、右:渋井 哲也さん)
テーマは、SNS相談について。カウンセラーが1回50分のチャット相談に無料で対応するこころのほっとチャットについて、SNS相談の意義、相談の実態など幅広い実例を交えてお答えしました。
コロナ禍では、家庭や仕事、学校でも閉塞感が強く、行き場のない苦しみ、悲しみを抱える方がたくさんいます。そのような状況下では、電話や対面と比較して、匿名性という相談のハードルの低さや家族や恋人に内容を聞かれないといったSNS相談のメリットが大きな意義を持ちます。実際、電話に対して抵抗感の強い傾向のあるデジタルネイティブ世代が相談者の多くを占めています。
相談者にとって大きなメリットがある一方で、対応するカウンセラーとしては非言語情報の削ぎ落とされた文章だけでの対話という特有の難しさがあります。
どのように会話のリズムを合わせ、信頼関係(ラポール)を築いてゆくのか。匿名性の中でどのように有効な支援に結び付けていくのか。電話や対面での相談との違い、特性は何か。コロナ禍で相談にどのような影響が見られるか。
などなど、ご質問は多岐にわたりました。生きづらさを抱える当事者や、さまざまな支援団体への長年の取材経験を持つ渋井 哲也さんからは相談対応の質を団体内でチェックする機能や、相談対応の質を高めてゆくための取り組みのことなど、ときにドキリとするような鋭い問いかけもあり、同席した広報担当者の私もSNS相談の意義や今後のあり方について見つめ直す機会になりました。
弁護士ドットコムで掲載していただいた取材記事は下記リンクよりご覧いただけます。
コロナ禍でも「学校に行きたくない」「死にたい」 SNS相談に寄せられる子どもたちのリアル
↑最後は笑顔でパチリ。マスクで口元が隠れていますが、お二人とも満面の笑みでカメラに視線を向けてくれました。
苦しみの最中では足元の悩みに心を囚われて視野が狭まり、自分1人ではなかなか気持ちを切り替えることができません。私たちは、相談で寄せられるSOSのサイン、心の内にある悩みや苦しみを受け止めて前を向くためのお手伝いをさせていただきます。
内容に応じて、他の相談機関のご紹介もいたしますので誰に何を相談したらいいかわからないというときにも臆せずご利用いただければ幸いです。
みなさんの心に、美しい大輪の花が咲きますように。
渋井 哲也さんの運営されているサイトはこちら↓
お元気でクリニック〜生きづらさオンライン〜あなたの居場所はありますか?
2020年9月16日
広報スタッフK
50分間の無料チャット悩み相談。相談は1日1回まで。QRコードはこちら
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第1部 12:00~16:00(受付は~15:00)/第2部 17:00~21:00(受付は~20:00)
※毎日実施。毎月最終土曜日は、12:00 ~ 翌21:00まで深夜早朝も受け付けています。
■お話しパートナー(50分3,000円の傾聴カウンセリング)
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■こころのほっとライン(20分間の無料電話相談。実施日時は下記URLに記載)
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■吃音ほっとライン(吃音専用、20分間の無料電話相談。実施日時は下記URLに記載)
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