iPhoneアプリ「時もち」開発者様からご寄付をいただきました
iPhoneアプリ「時もち」の開発者である、釘本様、小出様からご寄付をいただきました。
「時もち」とはスマホ依存対策のアプリケーション。スマホの利用を自主的に制限して、自分の時間を大切にするためのアプリです。
「時もち」アプリの説明によると、私たちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っており、平均で1日4時間、若者の2割は7時間を費やしているそうです。
確かに私自身も気が付くとスマホをいじってしまっているし、電車の中で周りを見回すと8割くらいはスマホをいじっているように感じます。
スマホの過度な使用は睡眠障害やうつ、記憶力や集中力、学力の低下を引き起こすそうです。
私たち東京メンタルヘルス・スクエアは、年間で6万件以上の対面・オンライン・電話・SNSカウンセリングを承っていますが、ご家族、特にお子様がスマホ依存になっていて困るというご相談を受けることが少なくありません。
「時もち」は自分が利用制限をかけようと考えるアプリ(例えばゲームやSNS、動画、情報提供アプリ)を使用できる総時間(もしくは曜日ごとに使わない時間帯を決めることもできるようです)を決めて、その時間を超えるとアプリを使用できなくなる仕組みです。
そうすることで自主的にスマホを使用しない、自分の時間を作り出そうということですね。
App Storeの評価を見てみると、スマホ依存を解消できそう、シンプルで使いやすいなどとても高く評価されていました。
自分でブロックすると決めた時間になると、制限をかけたアプリは一切使用できなくなります。
そして、どうしても使用したいときにはブロックを解除するために100円を支払う仕組みになっています。
(「時もち」は無料アプリで、ブロック解除さえしなければずっと無料で使用できるようです)
そしてこの100円の一部が、メンタルヘルスのための活動をしている団体に寄付(残りは開発・運用費用に使用)されています。
私たちがいただいたご寄付はこのブロック解除時に課金されたお金なんですね。
ご寄付いただくことに心から感謝しつつ、一方で、「時もち」のご利用者のみなさまにはぜひブロック解除をせず(課金することなく)ご自分の時間を作って豊かな生活を過ごしていただきたいと深く願っております。
でも、ストイックすぎる生活もストレスになるので、日々ご自分の時間を作っていただきながら、たまには自分のやりたいことを許してあげて、、、なんて感じがいい塩梅なのかもと思ってもおります。。。
私たちにいただいたご寄付は、無料電話相談、無料グループワークなど、安心して苦しい気持ちを話すことができる居場所づくりに大切に使わせていただきます。
「時もち」開発チームのみなさまのこれからのご活躍を心から祈っております。
事務局長 ぬま