「心得スタッフ」が心得ていること
一人一人の思いは違います
「吃音を持っている方ってこんな感じだよね」と、決めつけて受け答えしません。
あなたの想いを聞かせてください。
「あなたの吃音」で抱いている気持ちをどうか伝えてください。
私達は吃音のことをしっかり(全部)理解しているとは、決して思っていません。 また、みなさんそれぞれ違いますよね。 |
言葉がなかなか出てこない時は…
- たとえ最初の言葉がなかなか出ない時でも、この時間は100%あなたの時間です。「早く話し出さなくちゃ」と焦らなくても大丈夫です。
- 私達は「聞いてるよ」「あなたの心と一緒にいるよ!」の合図に、「うん」という相槌をします。
- 「言葉が出ない。でも話したい…!」の気持ちを伝えたいときには、コンコンと電話をタップしてください。
- 「もしもーし」「どうしたんですか?」と言われたら、焦っちゃいますよね。私達は言いません。
通話中は言葉でお伝えしませんが、「話し終わるまで待っているから大丈夫^^」という気持ちでお話しを聞きます。 |
違うことを知っています
私達は、以下のような考え方や話し方をしません。
- 吃音は努力すれば解決する
- 吃音はただの癖や精神的なものである
- 「一つの個性と思えばいいんだよ~」
- 「緊張するとそうなるよね~」
- 「私もあるある~」、「わかるわかる~」
基本的な吃音の定義、あなたの今の気持ち、どれだけ苦しいか…などの理解不足から、「 こんな言葉で今まで傷ついてきた 」というお声があることをお聞きしています。 |
「聞いた感じ」だけで判断しません
私達は、以下のようなことを言いません。
- 「あなたは軽いから心配しなくていいですよ。」
- 「全然気にならない(または)分からないですね。」
- 「そのくらいしゃべることができれば大丈夫。」
- 「全然普通ですよ~」
『相手は励ましているつもりだったり、「気にしなくても大丈夫」と伝えているつもりなんだろうけど、こんなにしゃべるのに苦労しているのに、気安く「ふつうだよ~」とか言わないで!と、悲しくなったことがある。』 …そんなお声があることを聞きました。 |
こんな話し方を心がけます
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スピードはゆっくり、ゆったり(逆にもう少しスピードを上げて欲しいと感じた場合は、その旨をお伝えください)
- 言葉の先取りはしません
-
話し方のアドバイスをしません。「ゆっくり話してください」、「落ち着いてください」、「深呼吸をしてください」とも言いません。逆効果だとお聞きしています。
- 聞き取れなかった場合は、聞き返すのではなく、わかったところまで伝え返します
- 一つの対応がAさんには心地よくても、Bさんには心地よくない…
そんなお話しも当事者の方からお聞きしています。
「私にはそうして欲しくないなぁ」、「私はそう思ってないんだけどなぁ」
というようなときには、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。 - 上記のようなご要望は、メールで送ってくださっても嬉しいです。
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