「SOZOWパーク」の子どもたちからご寄付をいただきました!!
「SOZOWパーク」の子どもたちからご寄付をいただきました!!
「SOZOWパーク」とはオンラインフリースクールを運営するSOZOW株式会社さんが開講しているオンライン体験プログラムです。
スキルの修得以上に、対話、共同ワーク、アウトプットなどを通じて、これからの時代を自分らしく創造し生き抜く力を小・中学生の子どもたちに身に付けてもらうことを目的にしているそうです。
その中でも「グローバルSDGsコース」では、子どもたちがバーチャル空間に集まり、SDGsに関する様々なテーマについて、多様な視点から考え、話し合い、発表を繰り返してきたそうです。(現在「SDGsコースはリニューアル休講中」とのこと)
その「SOZOWパーク」で3月9日(土)と3月23日(土)に、1年を通して学んできたSDGsについてのイベント「Kids ACT #1〜よりよい未来を目指して〜」を開催。
「あばけ!モヤモヤさん」「めざせ!!福ひろいマスター」「FUANがFUNになる未来」の3つのテーマについてそれぞれのチームから発表がありました。
このイベントの興味深いところは、研究テーマの発表だけにとどまらず、発表を聞いたみなさん(基本的に子どもたちのご家族)から、発表内容の価値にたいして投げ銭式でお金が支払われること。そしてそのお金は、子どもたちが選ぶ社会課題に取り組む団体に寄付することでSDGsに貢献しようという点です。
とても嬉しいことに「FUANがFUNになる未来」を発表したチーム「HAS」のメンバーが選んでくれたのが、東京メンタルヘルス・スクエア。
「不安を取り除こうと頑張っている団体に贈りたい」という理由で選んでいただきました。
「HAS」のみんな、ありがとう!!
このお金は心を込めて大切に使わせてもらいます。
HASのメンバーがイベント終了後に話してくれた感想です。
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▼今回の活動(キッズアクト)の感想
「思いを伝える楽しさをとっても感じました!スライドも作るのが楽しかったです!作る力が身につきました!みんなでどうしたら良くなるかを熱心に考えることができてとっても楽しかったです!自分の思いをしっかり伝えることができました!何より楽しんでアクティビティをすることができました!このようなアクティビティを生活に活かしたいと思いました!」
「本当にめちゃくちゃ楽しかったです!!自分たちが作ったアクティビティが、みんなに届いて、「今日から実践してみようと思う!」と言ってくれた人がいて、すごくうれしかった!!またやりたいです!!」
「グループのみんなと深く話し合うっていうのがなかなかできなかったので、少人数ならではの「話し合いでテーマを進める」という新しい方針でとても楽しかったです!
やっぱり、話し合うことで、話題が深くなり、他の人の意見も取り入れることによって自分とは違う視点を発見できて、刺激的でした。みんなの調べる能力も行動力すごくて、事前にリサーチしておいた方がよかったなと思いました。」
▼東京メンタルヘルス・スクエアに寄付することを決めた理由
「 自分は、テーマが「不安」やから、みんなの不安を取り除く活動をしている人を応援したいなって思ってて、「学校にカウンセリングの先生いるなぁ〜」ってちょうど考えてたから、「そうや!カウンセリングにしたらええんちゃう!?」ってなって、それやったら幅を広げてメンタルヘルスにしようっていう感じで決めたで!
形のない不安っていう敵に立ち向かっている人達を応援したいし、頑張って欲しいなと思っております!」
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「Kids ACT #1〜よりよい未来を目指して〜」の詳細は下記のイベント報告ページをご覧ください。発表者・聴講者のご感想から熱気にあふれたイベントの雰囲気を感じていただけるかと思います。
https://note.com/sozow_official/n/n5259544f3ae5
みなさんからのご寄付は「ちゃんと話を聞いて理解してもらえる居場所づくり」に大切に使わせていただきます。
「SOZOWパーク」で学んだ子どもたちが大きくなり、いつか一緒に活動できる日が来ることを楽しみにしています。
事務局長 ぬま
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アバターカウンセリングと多様なカウンセリングの可能性
夏休み明けの子どもたちの苦しみ
夏休み明けの8月下旬から9月にかけて子どもたちがいろいろな思いを抱えて悩んでいると言われています。
私たちが実施するSNS相談「こころのほっとチャット」でも8月には、10代の方からの相談が増加する傾向があります。
私たちは苦しい思いを抱えている10代の子どもたちの気持ちを聞くことで、少しでも楽になってもらいたいと思い、従来のSNS相談、電話相談だけではない方法はないかと考えました。
アバター相談の検討
SNS相談は顔も名前も出さない匿名で相談ができ、しかも普段から利用しているスマホがあれば可能であることから多くの子どもたちに利用していただいています。その一方で「チャットだと相談に時間がかかりすぎる」「文字だけでは思ったことと違う意味で伝わることがある」というデメリットも指摘されています。
6月下旬から事務局内で何回も話し合った結果、アバターでの相談であれば、顔は出さずに声による相談が可能なので、「匿名性の確保」と「肉声の対話によるより深いカウンセリングの実現」の双方を成立できるのではないかと考え、準備を進めました。
当初はメタバース空間でのカウンセリングを想定し、ご協力を申し出てくださった企業と打合せとテストを重ねました。
しかし、この方法だと子ども(特に小学生を想定)に新規のアプリのインストールをお願いしなくてはいけないことがネックになりました。子どもが勝手にアプリをインストールしないように制限しているケースが多いと想定されるため、新規インストールありきの方法は見送らざるを得ませんでした。
検討を進めた結果、選んだのがZoomのアバター機能です。
・コロナ自粛の間に多くの小中学校、高校がZoomをコミュニケーション手段として活用していたこと(使える小中学生も多いのでは?)
・ブラウザベースでも利用可能なため、必ずしもアプリのインストールが必要ではないこと
・ご相談者様側にはネット接続料以外のコストがかからないこと
と想定したことが決定した大きな理由です。
同一のアカウントでも、ブレイクアウトルーム機能を使用することで同一時間帯に多数のカウンセリングを同時に実施できることも大きなメリットでした。また、Zoomのアバターは日々改良されており、口の動きや表情もかなりリアルに再現してくれるようになっている点もカウンセリング向きだと考えました。
アバター相談当日
カレンダーとにらめっこをしながら、「こどもアバター相談」の開催日を8月30日(水)から9月3日(日)の5日間の12:00〜22:00としました。
今年の日並びでは9月1日が金曜日となり、1日学校に行き(もしくは休み)そのまままた2日間休みの上で、4日から通常の学校が開始になることからこの日程としました。
事務局内では何度もリハーサルを実施、参加するカウンセラーにもアバターの作り方やZoomの操作方法などのレクチャーを重ね、延べ100人分のカウンセリングを実施できる準備を整えて8月30を迎えました。
5日間の実施の結果、相談に来てくれた子どもたちは当初の想定を大幅に下回る人数でした。また、せっかく「アバター相談」に来てくれたのに、「チャットで相談したい」「アバターではなく、画面表示を切ってお話ししたい」という子どもも複数。私たちが想定していたことと違う事実があるようでした。
5日間の「アバター相談」終了後の事務局内の振り返りで、「悩むより、子どもたちの意見を聞こう!!」ということになり、SNS相談のLINEに登録してくださっている10代の子どもたちにアンケートの協力をお願いすることにしました。
アバター相談アンケートの結果より
「みなさんにより使いやすい相談を準備するために意見を聞かせてください」という説明でアンケートの協力をお願いしたところ、1週間のうちに345人もの回答をいただくことができました。
同じ母集団に声をかけたのに、アバター相談には来なかったけれど、悩み相談には興味を持っているこどもたちが相当数いることを改めて認識しました。
結果から大きな反省は、66%もの人がアバターカウンセリングを実施していることを知らなかったということです。
実は、あまり大勢の子どもたちが来すぎても相談に応じることができないと考えて、周知を1週間前からの開始にしていました。この点は見通しが甘すぎたと大反省です。
次に、「Zoomがインストールされていない」が実に半数もいること、そしてZoomに慣れてないという声も多数いらっしゃいました。コロナ禍の間、多くの学校がZoomによるコミュニケーションを実施していたため、子どもたちも使えるようになっていると思ってしまったことが大きな判断ミス。私の子どももクラスミーティングに使用していましたが、使っていた機材は、子どものスマホではなく、私のパソコン。しかもセッティングは全部私がしていました。後日小学校の元校長先生にもヒアリングしましたが、子ども自身がZoomを使用できる人はほんの一握りとのことでした。事前にもっと調査していれば分かったことなのに、猛反省です。
そして何より大きな気づきが、対話よりチャットの方が良い48%と、回答のほぼ半数です。LINE相談に登録している子どもたちにアンケート協力を依頼したのでチャットに意見が寄る傾向があることを配慮しなくてはいけないですが、それでも想像よりも多い数値です。
長年SNSカウンセリングと電話カウンセリングの双方を実施してきているので、子どもたちが電話(対話)ではなく、文字でのコミュニケーションを好むことは気が付いていたのですが、ここまでの高い比率だったとは改めての驚きでした。
【アバターカウンセリングを使用しなかった理由:自由記載欄】
アバターカウンセリングを使用しなかった理由の設問には、選択肢以外に自由記載欄を準備しておきました。そこへの記載でとても多かったのが「家で声を出して相談できない。親にばれる」という種類の回答です。
SNS相談の大きな利点に「声を出さずに相談できる」ことがあることは以前から指摘されているところですが、子どもたちからの生の声を聴いて、改めて若年者(自分のプライベート空間を確保できていない層)の「声を出さない相談」の必要性を痛感しました。
最後の質問が、これから使ってみたいカウンセリングの方法です。
LINE相談登録者なので当然の結果ですが、圧倒的多数の80%がSNS相談でした。次いで多かったのがメール相談の57%。メールは長文が書ける代わりに、リアルタイムでの対話性が低くなるため、子どもたちは好まないかと想像していたのですが半数以上が希望しているということは貴重な情報でした。
ここまでの2つが、文字中心のコミュニケーション。
20%前後で続いたのが「電話相談」「アバター相談」「メタバース相談」の3つ。
私たちが実施している電話相談「こころのほっとライン」の子どもたちの利用はとても少ないのですが、チャイルドラインさんなど、昔から子ども対象の電話相談をしている団体は多く、やはり今でも一定数は電話相談を希望する子どもがいるようです。そして、今回取り組んだ「アバター相談」、そして、かなり近い世界の「メタバース相談」にも2割の子どもたちが利用してみたいと言っていることを改めて知ることができました。
「アバター相談」も「メタバース相談」もまだまだ新しい取り組みで、認知度は決して高いとは言えません。そんな中での2割の子どもが希望するということはまだまだ今後のニーズがあるのではないかと感じています。
顔出しなし、名乗り無しでプライバシーを守ったうえで、対話形式でのコミュニケーション。ある意味ではドライに聞こえる部分があるかもしれません。でも、人に言えない悩みを抱えることは誰しもあること。
そんな時に自分の素性を明かさないからこそ話せる本音もあるのではないかと思います。人と人との触れ合いを大切にしながら、その上で、最新のテクノロジーを活用することで柔軟に寄り添うカウンセリングが実現できるのではないかと思っています。
これからも時代の変化に合わせて、その時その時に合った「安心して相談できる居場所」を作っていきたいと思います。
事務局長
8/30-9/3 こどもアバター相談、どうぞお話しにきてくださいね(無料)
こんにちは。東京メンタルヘルス・スクエアです。
夏休みがもうすぐ終わる人、すでに学校が始まった人 …
全国でいろいろな想いを抱えながら、みなさんこの時期を過ごしているのでしょうね。
「学校なんて始まらなきゃいいのに 」
「みんなと会いたくない」
「行きたくない!ホントむり!」
苦しかったり、つらかったりする気持ちを 誰にも話せない。
いま … ひとりで泣きそうな気持ちになっていないかな。
アバターを使ってでもOK☆ 顔出しナシ(声だけ)でもOK☆ 素顔でもお話できます。
自分が一番ラクにお話できるスタイルで大丈夫。
つらい きもち
誰にも言えない ナイショの きもち
ここでお話しできますよ。
あなたのお声、どうぞきかせてくださいね。
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8月30日(水)~ 9月3日(日)
1回20分 無料です
<対象>小学生・中学生・高校生
<抽選時間>
16:00 16:30 17:00 17:30 18:00 18:30
19:00 19:30 20:00 20:30 21:00 21:30
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申込(やり方)の方法は こちら↓↓↓ のページからどうぞ。
https://www.npo-tms.or.jp/service/avatar-hotline.html
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<おとなのみなさまへ>
吃音の合理的配慮をお願いするシートのご紹介
こんにちは。
東京メンタルヘルス・スクエア 吃音チームです。
もう間もなく新年度がスタートになりますね。
新しいクラス、新しい仲間や先生・上司達とちょっとでも不安を少なくして過ごしたい。
でも、言葉がでなかったらどうしよう … 。
周りに自分のことをちょっとでも分かってもらえたら、その分だけ気持ちがちょっと楽になれますよね。
自分のこと、吃音でしんどいこと、分かって欲しい。でもどうやって伝えたらいいの?
ひきつづき「zoom でお話しパートナー」実施します☆(吃音チーム)
「顔をみながら話したい!」のお声から生まれた
「zoom で お話しパートナー」(3,000円/50分)
いつもお申し込みをいただきましてどうもありがとうございます。
今まで吃音心得スタッフがご対応可能なご予約枠をこちらでお知らせしておりましたが、
可能枠がとても少ない状況ではなくなってまいりましたので
試験的に3月はお知らせを出さないでみなさまのご希望日程を受付けさせていただきます。
いつも通り「zoom でお話パートナー」は実施いたしております。
皆様とお会いできますこと、引き続きお待ちいたしております!
申し込みフォームは こちら
「zoomでお話パートナー」 2月のご予約枠(吃音チーム)
「顔をみながら話したい!」のお声から生まれた
「zoom で お話しパートナー」(3,000円/50分)
いつもお申し込みをいただきましてどうもありがとうございます。
吃音心得スタッフがご対応可能な2023年2月のご予約枠です;
お申し込みフォームは こちら
「zoomでお話パートナー」 1月のご予約枠(吃音チーム)
「顔をみながら話したい!」のお声から生まれた
「zoom で お話しパートナー」(3,000円/50分)
いつもお申し込みをいただきましてどうもありがとうございます。
吃音心得スタッフがご対応可能な2023年1月のご予約枠です;
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いじめ・不登校を乗り越えたカウンセラーよりみな様へ2
いじめ・不登校を乗り越えたカウンセラーよりみな様へ2
~いじめで不登校、でも立ち上がった~
カウンセラー、講師 栗本 顕
皆さんこんにちは、東京メンタルヘルス・スクエアでカウンセラーと講師をしている栗本顕です。
今回で2作目となります。
今回は、私のいじめと不登校経験をご紹介させていただき、そこからどうやって今の状態まで復帰できたのか、活動できるようになったのかを語らせていただこうと思います。
こちらの内容を読んでいただき、一人でも多くの方にとって希望になればと思います。
皆さんは、「いじめの被害」、「不登校」と聞いて、どんな想像をするでしょうか。私が今までお話しさせていただいた方からの意見では「もうこの先真っ暗」、「人生負け組」などなど。そんなふうに思ってしまう人は少なくないでしょう。
私は、その偏見を打破したく、活動を続けています。
私が活動することで、一人でも多くの方の希望になれると信じています。
―いじめは幼稚園児のころからー
私は幼稚園生の時から、毎朝「行きたくない!」と騒いでいました。
それは、さまざまな理由がありましたが、今思うと「さみしさ」と「恐怖」だったのだと思います。
「さみしさ」については、親から離れて、家族とは違う集団の中に入ることがさみしかったのでしょう。
「恐怖」について、こちらが一番問題です。ちょっと暴力的な子がいて、暴力があったり、つねられたり、自由帳に絵を描いていたら、別の子に勝手に描かれてしまったり、さまざまなことがありました。
今考えると、それらもいじめと考えてよかったのだと思います。
小学生になったら、今後は「菌」扱いされたり、無視や誹謗中傷、物を隠されたり、デマを流されたり、本当にさまざまでした。
そして、中学生になると、NHKのニュースなどにもお答えさせていただいたようないじめが起こり、不登校になりました。
その時の経験から、私は研修などの場では、「いじめの被害にあっている児童生徒にとって、学校は戦場です」とお伝えしています。
―最大の味方ー
不登校から復帰した最大の理由は、「親という最大の味方」の存在です。
いじめられていた当初は、親には相談ができませんでした。
しかし、スクールカウンセラーと話をしたことで、やっと親に打ち明けることができました。
学校から帰ってきた私は、ずっと言えないでいた気持ちを、母に伝えました。
私:「お母さん、僕、学校に行きたくない。しばらく休みたい」
母:「なんで?」
私:「いじめられていて、つらいから」
そう話すと、母は全て理解した様子だった。
「勉強、勉強」と言われていた中で、その反応は意外でした。
その瞬間、肩の荷が下り、気持ちが楽になりました。
否定せず、全てをそのまま受け止めてくれたのです。
その後、父の机の上には「不登校」や「いじめ」に関する本が並ぶようになり、どの本も、文章の至る所に線が引かれボロボロになっていました。
その後、再び登校した際この「親という最大の味方」がいるとわかっていると、誹謗中傷なども怖くなくなり、とても頑丈な鎧をつけたような感覚でした。
あなたの周りに、「最大の味方」はいますか?
あなたは、誰かの「最大の味方」になっていますか?
ぜひ、探してみてください。
もし、何かキッカケが必要でしたら、ぜひ私がしたようにカウンセラーと話をしてみてください。
話をすることで、視野が広がって今までとは違った考えが浮かぶかもしれません。
カウンセラーがあなたをサポートしてくれます。
(この項続きます)
東京メンタルヘルス・スクエアでカウンセラー・講師 栗本顕
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「zoomでお話パートナー」 12月のご予約枠(吃音チーム)
「顔をみながら話したい!」のお声から生まれた
「zoom で お話しパートナー」(3,000円/50分)
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いじめ・不登校を乗り越えたカウンセラーよりみな様へ1
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~「話す」ことは「放す」こと~
カウンセラー、講師 栗本 顕
皆さんこんにちは、東京メンタルヘルス・スクエアでカウンセラーと講師をしている栗本顕です。
私は、中学生時代にいじめが原因で不登校になり、その際にお世話になったスクールカウンセラーさんと家族のおかげで再び学校に行けるようになりました。
その経験を生かし、私と同じように悩み、辛い思いをしている人の支えになれるように、カウンセラーになりました。
いじめ撲滅委員会で代表やいじめ不登校自殺防止コンサルタント会で事務局長もしております。
私はカウンセリングのご案内をする時や、ご挨拶をさせていただく時に必ずお伝えしている言葉があります。
それは、『「話す」ことは「放す」こと』という言葉です。私の実体験とカウンセリングの経験から、それは強く思うようになりました。
―辛い気持ちはあっても良いー
『今日は最悪の日だ』、『人生ってクソだな』こういった気持ちになることはありますか?
『自分は何をやってもダメだ』という気持ちになることはありますか?
『死にたい』というような気持ちになることはありますか?
こういった気持ちは、ドンドン気持ちを沈ませてしまい、暗くなってしまいます。
だからこそ、この『辛い気持ちを消したい!』と奮闘して、それでも消えないことが続いて、また奮闘して、それを繰り返していくうちにダメージが溜まってしまいます。
そこで、私は「その辛い気持ちはあっても良い」と考えています。
人生には良いこともあれば悪いこともあります。
私たちの心も同じで、良い時も悪い時もあります。
悪い時に、どうすればよいのか、どのようにその悪い状態に向き合うのか、その視点が大事なのだと思います。
『人生ってクソだな』から『人生ってクソだな、でも明日は違うかも』、『人生ってクソだな、じゃあ今日はそう思う日だからゲームしちゃおう!』となれば良いのだと思います。
―相談は悩みレベル1でもー
カウンセリングをしていると、「どうしてもっと早くに相談してくれなかったのだろう」、「この時に来てくれれば…」と思うことが多くあります。
悩みは抱え込んでいると、負の連鎖を起こしてさらに大きな悩みに成長してしまいます。そのため、どんなに小さなことでも相談をしてほしいのです。
とはいっても、こう思ったことはないでしょうか?
「相談することは甘えなんじゃないか」、「自分よりも悩んでいる人がいるはず」、「自分の悩みなんてレベルが低い」
このように思ってしまうと、相談からはさらに距離が離れてしまいます。
そのため、私は実体験とカウンセリング経験から、「悩みレベル1でも相談したほしい」とよく案内しています。
自分が辛いと思ったら、それは辛いのです。
辛い時に相談することは甘えではなく、適切な対処です。
どんなに周りから大したことのない悩みだと思われても、例えそう見えても、その悩みがレベル1でも相談をスタートしてほしいのです。
カウンセラーは、悩みレベル1でも本気で向き合います。安心して相談してください。
―「話す」ことは「放す」ことー
私たちは生活していく中で、何か悩みを抱えたり、言葉にならないモヤモヤが覆いかぶさってきたりすることがあります。
一人でじっくり考えることも大切ですが、考えすぎてしまうと、それは重りとなって身動きが取れなくなります。
そうなると、考えも悪い方向にしか向かなくなります。そんな時は、「話す」ことでその重りを「手放して」ほしいのです。
カウンセラーと話して、身動きが取れるようになると、一人でじっくり考える時も、良い方向へ考えられるようになります。
言葉にならなくても、断片的に話すことで、そのモヤモヤは晴れていき、ハッキリとした言葉に変わっていきます。
なので、ぜひカウンセラーに相談をしてほしいのです。
(この項続きます)
東京メンタルヘルス・スクエアでカウンセラー・講師 栗本顕
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