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『第22回日本うつ病学会総会』共催シンポジウムに参画! - 悩み相談と心の対話の場所 | NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア

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『第22回日本うつ病学会総会』共催シンポジウムに参画!

カテゴリ: 私たち(TMS)の活動 作成日:2025年07月26日(土)

『第22回日本うつ病学会総会』共催シンポジウムに参画!

~「うつ病を未然に防ぐ」新たな挑戦~

 

2025年7月12日(土)、浜松町コンベンションホールで開催された『第22回日本うつ病学会総会』この権威ある学会で、私たちのNPOが共催シンポジウムに参画し、新たな挑戦を発表してきました。

 

一般的に、うつ病学会と聞くと「治療法」や「研究」が中心テーマだと想像されるかもしれません。

しかし、今回私たちがこのシンポジウムで最も伝えたかったことは、「うつ病は罹患後に治療するだけでなく、発病する以前、発症する前の一次予防が極めて重要である」ということです。そして、私たちのNPOはまさにこの「予防」となる活動を長年続けています。

 

私たちが参画しているのは、「東京で働く人をうつにさせない」というスローガンを掲げた“うつ病予防事業”です。

この事業を主催するNPO法人こどもたちのこどもたちのこどもたちのために様が、今回の学会で「うつ病は予防する時代・科学とデータで考える新時代のメンタルヘルス」と題した共催シンポジウムを開催。私たちはその実行団体として、これまでの活動成果を発表する役を担いました。

 

私たちの団体が行っているのは、「無料電話相談」です。心の悩みを抱える方々に寄り添い、じっくりと傾聴することでストレスを和らげ、うつ病になる人を一人でも減らす「一次予防」に注力しています。

 

この地道ながらも大切な活動は、「休眠預金活用事業」に採択されて、日々その歩みを続けています。そして今回、この予防活動の成果を「社会的インパクト評価」という客観的な手法を用いて可視化し、予防効果があることを学会の場で発表することができました。

 

「うつ病にさせない方法」をテーマにした講演や討論会は、会場に集まった多くの参加者の熱い視線を集めていました。病気になる前の「予防」という、これまであまり光が当たらなかった領域に焦点を当てるこのシンポジウムが、より多くの人々に届き、うつ病に対する考え方に大きな変化をもたらすことを心から願って拝聴していました。

 

会場は活気にあふれ、最新の研究発表がポスターエリアにずらりと並んでいました。脳内のメカニズムに関する研究など、興味深い内容が多く、うつ病の解明に向けた科学の進歩を肌で感じることができました。

昨今、社会問題としても深刻化しているうつ病。その発症を未然に防ぎ、そしてもし罹患してしまってもより良い治療が受けられる社会が実現することを心から願いながら、会場を後にしました。

 

私たちはこれからも、うつ病の「一次予防」の重要性を啓発し、具体的な活動を通じて、誰もが心の健康を保ちながら生活できる社会の実現に貢献していきます。

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