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ブログ - 悩み相談と心の対話の場所 | NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア

東京メンタルヘルス・スクエアblog

国際吃音啓発の日

カテゴリ: 吃音(どもり)への取組 作成日:2020年10月12日(月)

asahi s

 

こんにちは。
東京メンタルヘルス・スクエア 吃音チームです。

 

もうすぐ10月22日が今年もやってきます。

 

この日は「国際吃音啓発の日」。

 

吃音についての理解を広めよう、深めようとする意識が世界中で展開される日です。

 

また、吃音に携わる人たち、当事者の仲間たち …

実り豊かな出会う機会・繋がる機会となりますよう、

日本でもいくつかイベントが実施される10月です。

 

大きなところでは、

 

10月10-11日には、当事者グループの集い「言友会」の全国大会、

10月22-28日には、日本吃音・流暢性障害学会の大会 https://meeting2020jssfd.org/

 

どちらも<オンラインで>というのが今年らしい特徴でしょうか。

 

いつもとは違う準備にスタッフの皆様もさぞ大変だったことでしょう、

「それでも実施したい!」という熱い想いを感じずにはいられません。

 

「国際吃音啓発の日」からスタートする(10月22-28日) 日本吃音・流暢性障害学会 第8回大会、
https://meeting2020jssfd.org/

 

筆者も参加する予定です。


たくさんの出会いと、たくさんの学びを仕入れて、
ここでみなさんとシェアできたり、ここでの新しいスタイルに育てていったりしていきたいなと
今からワクワクしています。

 

プログラムで発表者に連なっているお名前を拝見したら
うわ~! 大好きな先生ばかり!


どのお方も、本当に熱心に吃音に取り組んでいらっしゃる方々ばかり。

 

また、ポスター発表は体力がなくて足が棒になり、最後はくたびれてしまうのが常ですが、
ことしはPDF♪ お茶を片手にゆっくりじっくり読み込めるのが嬉しいです。


ああ・・・ 寝不足確定だ・・・

 

 

直接会えないのは残念ですが、

 

逆に、遠方だったり、諸事情で直接だったら到底出掛けて参加できない状況の方にとっては

オンラインでの開催はありがたいと感じる方も多いかもしれませんね。

 

ピンチがチャンスに変身していくそのプロセスを

皆で歩いているような気もしている今日この頃です。

 

つながっていく 大切さ。

 

私達にもなにかできないかな … と思い、

小さな一歩を踏み出してみようと思っています。

 

今年のこのコロナ禍が私達スタッフにもたらしたものに
<zoom 利用>の誕生がありました。

 

みなさまからたくさんの 「やっぱり映像つきで(顔をみながら)話をしたい」 というお声を戴いても

なかなか叶えられなくて、叶えられなくて … という、もどかしい数年を過ごしてきましたが、

大変お待たせいたしました! ようやくです!

 

2020年、国際吃音啓発の日にあたり、

私達の小さく続けてきた活動に、ちょっとだけ大きな変化と動きがプラスされるご報告ができることを

とても嬉しく思っております。

 

 

(詳細は次のブログ記事にて)

 

 

日本には、当事者の集いもあります。親の会もここ数年で各地で誕生したり成長したりしているようです。

ですが …

 

まだまだ全員が参加できている訳ではありません。

まだまだ繋がる機会が溢れている訳でもありません。

 

物理的な理由で、タイミング的な理由で、気持ち的な理由で、

 

そこに行けない

まだ繋がっていない

たまたま機会に恵まれない

 

そんなステージから抜けていく1つの機会になれれば … と。

 

「入口はたくさんあった方がいい」スピリットにのっとって、私達も扉を開いていければいいな、と思っています。

 

日々の不安や辛さが ひょいと吐き出せる …

 

「 仲間がいるんだよね」 という気持ちが、ふんばる力に変わっていける …

 

1人でも多くの方が 「 ひとりきりじゃない 」 を感じて進んでいける明日になっていきますように。

 

2020年10月12日

 

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
東京メンタルヘルス・スクエア 吃音チーム
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日本経済新聞に当団体の取材記事が掲載されました

カテゴリ: メディア掲載情報 作成日:2020年10月02日(金)

 

 

 

 日本経済新聞の取材記事が掲載されました。 

 

自殺の悩みSNSで支え 相談4万件、なお手探り
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64255380V20C20A9CC1000/

 

気持ちを文字にすることで自分のこころに気づけたり
誰かに聞いてもらうだけで心が軽くなることもあります。
けれどコロナ禍で悩みを気軽に相談できる人がいなかったり
孤独感や、つらい想いを抱えている人がたくさんいます。

SNSでの匿名相談は、対面や電話、あるいはビデオ通話と比較すると
相談への抵抗感を感じにくい窓口と思います。
気軽に気持ちを打ち明けられる場として、
活動を大切に続けていきたいと思います。

 

 

2020年10月2日
広報スタッフK
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※毎日実施。毎月最終土曜日は、12:00 ~ 翌21:00まで深夜早朝も受け付けています。

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各種メディアに当団体の窓口が掲載されました

カテゴリ: メディア掲載情報 作成日:2020年10月01日(木)

 

 

 

当団体の取材記事が、各種メディアに掲載されました。 

 

朝日新聞

続く著名人の自殺、精神科医「安易な推測、連鎖を助長」

 https://www.asahi.com/articles/ASN9W6KJWN9WUTIL02D.html?iref=comtop_8_04
毎日新聞「多様化するSNSと自殺願望 被害繰り返さないためにどうすれば」

https://mainichi.jp/articles/20200930/k00/00m/040/069000c

当団体の相談窓口をご掲載いただきました。

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/58370
取材記事をご掲載いただきました。

 

小さなストレスの蓄積で急に大きく落ち込んでしまうケースもあります。

環境の変化は想像以上の負担があります

気持ちを話すこと、ご自分を労わること、大切にしていただければと思います。

 

2020年10月1日
広報スタッフK
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IGNITE YOGA STUDIOさんから寄付をいただきました

カテゴリ: 私たち(TMS)の活動 作成日:2020年09月24日(木)

IGNITE YOGA STUDIOさんから寄付をいただきました

 

IGNITE YOUR DAY CHALLENGE

 

 

IGNITE YOGA STUDIOさんから「IGNITE YOUR DAY CHALLENGE」の最終日の「チャリティヨガレッスン」の募金の全額を寄付していただきました。

 

「IGNITE YOUR DAY CHALLENGE」とはIGNITE YOGA STUDIOさんが主催した30日の間、毎日自分で決めた距離を走り続けるイベント。

自分で設定したランニングの目標を毎日続けることで、自分との約束を果たすチャレンジ。

毎日ランニングを頑張ることで、よりいい状態の自分になれる小さなtransformation (進化)を体感し、日々の生活に火を灯そうというものです。

 

私たちがIGNITE YOGA STUDIOさんと出会ったのは、猛暑が続く8月のこと。

IGNITE YOGA STUDIO主宰者のエドワーズ壽里さんから一通のメールをいただきました。

ご自身の活動、このチャレンジへの想い、寄付先としてメンタルヘルス・自殺予防に取組んでいる団体を探してきたこと。そして東京メンタルヘルス・スクエアのホームページを見つけて、このメールを送ってくださったことがそこには記されていました。

書かれていた内容に私も興味を持ち、何度かメールでやり取りをしたのちにZoomでお会いすることにしました。

 

初めてお会いした壽里さん。

Zoomの画面からも伝わる「生きる力」と、こぼれるような笑顔を受けながら、壽里さんのYOGAとメンタルヘルスへの思いを聞かせていただきました。

 

ヨガを通じてメンタルもライフスタイルもポジティブに変わっていく方たちを目の当たりにしてきたという壽里さん。

「ヨガを極めるためのヨガをするだけでではなく、ヨガを通して体と心の健康にアプローチしていきたい」「ヨガを通して人の役に立つ活動をしていきたい」と考えていること。その活動の一つとして、メンタルヘルスをサポートする団体とのコラボレーションを考えているとの気持ちを話していただきました。私たちも、メンタルヘルスや自殺対策への想い、毎日のメンバーの活動状況を伝え、短いけれど濃密な時間の中でお互いの理解を進めることができたように感じました。

 

どんな話をしているときでも笑顔を絶やすことのない壽里さん。お話の中から溢れてくるヨガとメンタルヘルスへの深い思いに触れ、いつしかIGNITE YOGA STUDIOさんと一緒に活動をさせていただきたいという気持ちが私の中で膨らんでいき、壽里さんも私たちのことを理解していただけたようで、チャリティヨガの寄付先に選んでいただきました。

 

そして迎えた8月30日の夜、「IGNITE YOUR DAY CHALLNEG」の集大成のチャリティーヨガクラスとトークライブがインスタライブで配信。ヨガレッスンの後で開催されたトークライブでは、4週間にわたったランニングチャレンジの成果がたくさん語られていました。

 

「このイベントに参加したおかげでコロナ禍生活の息苦しさが緩和された」

「自分との約束を果たし続ける中で、人生観まで変わった気がする」

こうしたランニングチャレンジの感想に加えて、「運動をすることにより心が落ち着くことを実感」「ヨガやランニングをした後に感じる爽快感による心の安定」など、運動とメンタルヘルスに関する意見や感想も数多く語られました。

 

この素晴らしい活動の対象としていただいたことに心から感謝しています。

 

ご寄付いただいたお金は、私たちの理念である「話をちゃんと聴いてくれる人が傍にいる社会をつくる」ための活動に大切に使わせていただきます。

このIGNITE YOGA STUDIOさんとの出会いを大切にし、ヨガとメンタルヘルス、二つの特性を活かすことで素敵なイベントを企画していきたいと思っています。

 

2020年9月20日 
事務局 みずぬま

 

 

 

Ignite5

Ignitestudio2

 

 

IGNITE YOGA STUDIO

エドワーズ壽里主宰。

ヨガをより効率よく現代的にしながら、ヨガだからこそ得ることができる心と体への効果や、マインドフルで充実したライフスタイルを重視。

1時間で効率よく動いて、ストレスやネガティブなエネルギーから解放され、もう一度自分の本質と繋がることができる。

一生懸命「今」を生きる皆様が、自分らしさを取り戻すことができる時間を提供している。

 

www.igniteyoga.jp

 

 

S 10461289

 

エドワーズ壽里

IGNITE YOGA主宰。様々な分野でマルチに活躍する。カリフォルニアやハワイで得た世界観を生かし、クリエイティブにイベントやプログラムをプロデュースしながら、ヨガやマインドフルネスの新しい形を次々と提案し続けている。2015年からlululemon Japanローンチに携わり、イベント戦略に従事。現在は、様々なイベントにも出演し、アスリートのマインドフルネスコーチとしての活動の場を広げながら、原宿にオープンした自身のスタジオIGNITE YOGA STUDIO (igniteyoga.jp) を手がける。(IG: @jurikooo)

 

 

 

 

 

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SNS相談「こころのほっとチャット」について渋井哲也さんの取材を受けました

カテゴリ: メディア掲載情報 作成日:2020年09月16日(水)

 

ルポ 平成ネット犯罪」など多数の著書を出版されており当団体でも「ネットと自殺」の社内研修講師としてお招きしたこともある渋井 哲也さんが先日、取材にお越しになりました。取材対応者は当団体のカウンセリングセンター長の新行内 勝善。

 渋井哲也さん

取材風景。写真撮影のため少し距離を縮めましたが、マスク着用でソーシャルディスタンスを保って実施いたしました。(左:新行内 勝善カウンセリングセンター長、右:渋井 哲也さん)

 

テーマは、SNS相談について。カウンセラーが1回50分のチャット相談に無料で対応するこころのほっとチャットについて、SNS相談の意義、相談の実態など幅広い実例を交えてお答えしました。

 
コロナ禍では、家庭や仕事、学校でも閉塞感が強く、行き場のない苦しみ、悲しみを抱える方がたくさんいます。そのような状況下では、電話や対面と比較して、匿名性という相談のハードルの低さや家族や恋人に内容を聞かれないといったSNS相談のメリットが大きな意義を持ちます。実際、電話に対して抵抗感の強い傾向のあるデジタルネイティブ世代が相談者の多くを占めています。

 
相談者にとって大きなメリットがある一方で、対応するカウンセラーとしては非言語情報の削ぎ落とされた文章だけでの対話という特有の難しさがあります。

 
どのように会話のリズムを合わせ、信頼関係(ラポール)を築いてゆくのか。匿名性の中でどのように有効な支援に結び付けていくのか。電話や対面での相談との違い、特性は何か。コロナ禍で相談にどのような影響が見られるか。

 
などなど、ご質問は多岐にわたりました。生きづらさを抱える当事者や、さまざまな支援団体への長年の取材経験を持つ渋井 哲也さんからは相談対応の質を団体内でチェックする機能や、相談対応の質を高めてゆくための取り組みのことなど、ときにドキリとするような鋭い問いかけもあり、同席した広報担当者の私もSNS相談の意義や今後のあり方について見つめ直す機会になりました。

 

弁護士ドットコムで掲載していただいた取材記事は下記リンクよりご覧いただけます。

コロナ禍でも「学校に行きたくない」「死にたい」 SNS相談に寄せられる子どもたちのリアル


渋井哲也さん

最後は笑顔でパチリ。マスクで口元が隠れていますが、お二人とも満面の笑みでカメラに視線を向けてくれました。

 
苦しみの最中では足元の悩みに心を囚われて視野が狭まり、自分1人ではなかなか気持ちを切り替えることができません。私たちは、相談で寄せられるSOSのサイン、心の内にある悩みや苦しみを受け止めて前を向くためのお手伝いをさせていただきます。

 
内容に応じて、他の相談機関のご紹介もいたしますので誰に何を相談したらいいかわからないというときにも臆せずご利用いただければ幸いです。

 
みなさんの心に、美しい大輪の花が咲きますように。

渋井 哲也さんの運営されているサイトはこちら↓

お元気でクリニック〜生きづらさオンライン〜あなたの居場所はありますか?

 

2020年9月16日
広報スタッフK
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SNS相談で出来ること、出来ないこと

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年09月13日(日)



東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談では、豊富な相談支援経験のあるカウンセラーが指導的立場であるスーパーバイザーとして参加し、話し合いながら相談をお聴きしています。

 

スーパーバイザーの一人、マンガでやさしくわかる認知行動療法など数多くの書籍を出している玉井仁スーパーバイザー(東京メンタルヘルス・スクエア理事/東京メンタルヘルス・カウンセリングセンター長)にお話をお聴きしました。
玉井スーパーバイザーの優しさと厳しさの絶妙なバランス、そして「人」に興味を持って接するまなざし、ぜひ感じてください。
IMG 39232

玉井仁(たまい ひとし)スーパーバイザー


——玉井さんは普段どのような活動をされていますか?

東京メンタルヘルス・スクエアの理事、また東京メンタルヘルス株式会社のカウンセリングセンター長としてSNS相談を含めたカウンセリングを行っています。

人間ってどういうものか。どういう風に人と人とが付き合っていけるか。そういうことに興味を持ってカウンセリングをしています。
その中でも特に、衝動性のコントロールができない人たちがコントロールできるように心理療法を適用する。そういうことをやっています。

——衝動性のコントロール、というのはどういうことでしょう?

人にはアクセルとブレーキがあって、適切に踏み分けられるとうまく走られる。片方だけ踏み続けたり、両方とも踏み続けたりすると、暴走してしまう。
そうした強い感情、衝動を無くすのではなくコントロールする。そういう衝動があっても大丈夫な自分になれるか、ということをテーマにしています。

——衝動を抹消するのではなくて、共生する。

社会は適応することが求められる場ですから、我慢しないで生きるのは難しい。一方で家庭では自由にできる。社会で抑圧されればされるほど、家庭ではブレーキが効かない自分になってしまう。それでDVやモラハラが起きて「会社では温厚な人なのに」と周りから驚かれたりします。
さらに日本人は結構短気な人種でもあると思うんです。素直な部分と短気な部分を合わせて持っている。それは、他の研究者たちも指摘していることですけどね。それがうまく機能していると良いのですが、抑圧される状況になると、反動で良くない行動につながることも多い。

――その行動の二面性、SNSでもよく見ます。

そうですね。SNSにストレス解消の場を求めたり、うまくいかないときに炎上したりするのは自然な流れだと思います。
日本では同調圧力が強く、他人と合わせるのがいいことだと思う傾向があります。さらに匿名の場であるインターネットの一番気楽なことは、やったことの責任を自分で取らなくていいので気が楽という面と、自分の行動を振り返らないという悪い面があります。問題があればすぐバックレればいい、という姿勢は、一人前である自分を放棄して無責任でいられるところで、残念な面ですね。

でも、ブレーキを踏まないで暴走したらストレスフリーかというとそうでもなくて、適度にブレーキを効かせるというのはそのほうが長期的に見る楽だったりします。
感情的に言うよりも少し我慢した方が、心が安らぐこともあるんです。

――そうなんですか。アクセル踏みっぱなしの人はさぞかし気持ち良いだろうと思うのですが……

そうでもないから、私のところに衝動をコントロールしたいと思う方が来られる。そういうところが人の面白いところだと感じます。動物と同じように、安全な枠組みがあって初めて自由を楽しめるのですが、その枠組みとうまく折り合うのが難しい、という人は少なくありません。

SNS相談にも、一定の枠組みがありますよね。匿名性もその一つです。それは、通所のカウンセリングとは異なります。匿名でないと不安な人もいます。それがいいとか悪いじゃなくて、不安なんだってことを認めて迎え入れたらいいと思うのです。自分のことをさらしなさいと言う必要はない。匿名であれば話せるなら、匿名でもいい。話していくうちに、自分から心が開けていったらいいね、と心の中で声をかけています。
自発的に話してくれた少しのことに対して私たちが真剣に向き合うこと、私たちの反応を受け取ることが本人の不安を和らげたりしますから。
オンラインで気楽に相談することで、ブレーキを少し踏むことのステップに進んでもらえたらいいなと思っています。

——SNS相談に関して、これからどんなことに取り組んでいきたいですか?

私はカウンセリング実務だけでなく、事例を研究して論文にまとめるといった学術的な活動も行っています。「SNS相談を通じて人はどのくらい変化しうるのか」ということを論文として定量的に示してみたいと考えています。

カウンセラーがSNS相談を行うことはどのような効果を提供出来るのか、調査したいですね。


――人が変化する、というのがテーマですね。SNS相談で出来ることは何だと思いますか?

SNS相談で話したことは、履歴として残ります。そこが良いところかなと思います。
相談者さんは、相談時間内の文字のやりとり自体で変化していきます。さらに、相談後に繰り返し見直すことを通して相談者さんの中にしみこんでいくような関係が作られていくこともあるでしょう。

――相談後にカウンセラーとのやり取りを読み返していました、というメッセージを頂くこともあります。

そう。手紙のように交わした言葉が手元に残って、カウンセラーの言葉だけでなく自分の言葉も沁み込んでいく。そうことができるのは対面相談や電話にはない、SNS相談のメリットです。
「読み返していました」というメッセージをもらったとき、どんな思いで読み返したのか、どんなことに気が付いたか聴けたら、クライアントさんの中でどんな風にその言葉がはたらいているか見ていけるだろうなと思います。

――その一方、SNS相談で出来ないことは何だと思いますか?

一切自分のことを晒さない関係性の中で、自分が本当に心を開いて変わっていけるなという感覚を持てるかどうか。内面的な変化を深く促していくというところにはまだ課題があると思います。

もう一つは、文字の怖さを感じています。
対面でお話を聴いていると、相手の言葉だけでなく、ニュアンスを感じることがありますね。チャットではそれを感じるには、様々な機器が間に挟まりすぎている。最近の人はチャットからもニュアンスを読み取る優れたセンサーを持っているのかもしれないけどね。
文字というのは想像以上に相手に侵入します。その文字の印象にとらわれてしまうと、視野が狭くなってしまう。

――文字で画面に飛び込んでくる言葉はインパクトがありますね。良くも悪くも。

インターネットで現実より炎上が起きやすい理由は、匿名性に加えて、視野が狭くなりやすいということもあります。
それが良いとか悪いとかじゃなくて、そういうものなんです。
「そういうものだ」と分かることが大切で、相手が分かると対応を考えることができる。
文字だけを見るのではなくSNSの向こうにいる人を見る。そういう感覚とか想像力の訓練をしているのがカウンセラーです。視野を広く持って相談者のことを適切に理解し、必要なものを見極めて届ける。そういうSNS相談の時間にしたいですね。
カウンセラーのみならず、みんながそういう力を持っていたら人間関係の問題や炎上は激減するのでしょうが、皆がそのことに力を注げるわけでもないし、人間には努力してもできないことがある。人には限界があるからどうしようもない。

——限界を「そういうものだ」と認めることも、大切ですね。

できないものはしょうがないですからね。例えば私はアスリートのように速く走ることはできないけれど、カウンセラーとして自分やクライアントさんの心を見る勉強を続けてきました。人には個性があって、できること、できないことの凸凹があるから、同じことをできなくても理解し合うことはできる。適材適所ですね。

——そう言っていただけると、できていないことが色々あっても、安心して話せる感じがします。

それはよかった。私がカウンセリングで気を付けていることのひとつが、人は安全でないと変化できないということです。カウンセリングルームでもSNSでも、相談に来られる方にも安全な場所、安全な人だと感じてもらいたいですね。

——最後に、これからSNS相談を考えている人にどのようなことを伝えたいですか?

世の中には、絶対に、あなたのことをわかってくれる人がいます。
その誰かを探すツールとして、インターネットは有効だと思います。私たちのSNS相談も、わかってくれる人を探すきっかけとして話に来て欲しいなと思います。
そして味方を見つけて、自分のしたいこと、なりたい自分に進んで行けたらいいですね。

——もし、その人の「したいこと」がどう考えても無謀だったら、どう対応しますか?


無謀だっていいんですよ。
自分の中に「したいこと」があるのは、とても素敵なことです。だから私は全部肯定します。
もしそれがどうしても実現できないのなら、ご自身が「これは向いていない」と気が付けるようにお手伝いしていきたい。そして、どういう形なら「したいこと」ができそうか、見つけるお手伝いがしたいです。

——玉井さんの厳しさと優しさを聴かせて頂いた思いです。本日はありがとうございました。

2020年9月9日
広報スタッフA
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※毎日実施。毎月最終土曜日は、12:00 ~ 翌21:00まで深夜早朝も受け付けています。

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Twitterでカウンセラーとお話ししませんか(3)

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年08月27日(木)

東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談では、Twitterのダイレクトメッセージを通じてカウンセラーがお話しをお聴きしています。
最前線でお話を聴いている3名のスーパーバイザーにTwitterを通じた関わりへの想いを聴きました。

3人目はスーパーバイザーBさんです。
Twitterは怖い場所にも安全な場所にもなり得る場所です。
そのTwitterで私たちが安全な場所でありたい。

今の悩みを取り巻くストーリーを安心して話して、カウンセラーとの会話を通じて「コトバ」と出逢える場所になりたい。

そんな想いで相談を受けているスーパーバイザーの姿勢をお伝えします。
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――LINEの相談とTwitterの相談、どんなところが違うと感じますか?

LINEで相談してくる人は、最初から「こころのほっとチャット」に相談しようと思って来る人が多いですね。
一方、Twitterは日常ツイートをしている流れの中で、Twitterから相談できるところを見つけてちょっと相談してみようかという気持ちになる。相談に来られるハードルが低いように感じます。
ツイートで自分のことを文字で表現することに慣れている人が多く、『こころのほっとチャット』で攻撃的な発言をするのもTwitterを通じた相談が多いように思います。

――なぜそういう違いがあるのでしょうね。

一つは、TwitterはLINEと違って一時的なアカウント(捨て垢)を作りやすいく、匿名で好きなように振舞えるからだと思います。
もう一つはTwitter上に、同じ考え方や趣味を持つ「仲間」がいるからだと思います。「みんなでやれば怖くない」の意識がはたらいているのかもしれません。

——現実と同じような、怖さがありますね。

Twitterは怖い場所です。怖い場所で怖いことを書いている人たちがいる。そのことをTwitterユーザーもカウンセラーも知っておく必要があります。

その一方でTwitterが安全だと思える側面もあります。
ネット上とはいえ「仲間」がいるということは、そこで攻撃的な表現や危険なことをしていたら、それを誰かが見ているということです。本当に危険なときは仲間であってもその内の誰かに、止めたり通報する力が働きますので、一人でやるよりもまだ安心です。

——1人じゃないことで助長することもあるし、抑制されることもあるのですね。

自分がやっていることでも、他人が同じことをやっている様子を見ると客観的になって危なさを感じることもあるみたいです。

その点で仲間のいるTwitterは安全です。

——Twitterで相談を聴いていて、怖い思いしたことありますか?

いろいろあります。ここでは言えないですが・・。
たとえ話を聴く立場であっても、安全に相談ができないような攻撃的な発言が繰り返される場合にはTwitter社への通報を視野に入れた毅然とした対応を取るようにしています。

通報への対応以外にもTwitterが安全だと思うのは、Twitter社が投稿内容のパトロールに力を入れていることです。全てではないけれど危険な投稿は「センシティブな投稿」と判定され、ツイートの表示が制限されます。
Twitterで起きた様々な事件もTwitter社を動かしているのでしょうね。

——自由に発信できる一方で、見守られてる感じですね。

捨て垢も同じように安全な面と怖い面があります。使いようによって他者を攻撃する道具にもなるし、自分を守る道具にもなります。
匿名で誰かを攻撃する道具になりますが、誰にも言えないことを匿名で言いたい時、こころのほっとチャットのような相談窓口をフォローしていることさえ自分のフォロワーに見られたくない時には自分を守る道具になります。

――Twitterで相談に来る人に、どのように関わりたいと思っていますか?

どの窓口から相談にくる方も、どのような相談でも、カウンセラーとしては同じ姿勢で聴くようにしています。
たまに「他にもっと深刻な悩みを抱えている人もいるのに、こんな小さなことを相談してごめんなさい」という方がいらっしゃいますが、悩みに重い軽いはありません。その方が本当に悩んでいるのなら全て深刻な悩みですから、どの相談にも本気で向き合います。

Twitterで特に気をかけているのは、文章の書き方の癖です。文章を書き慣れている方は、書き方にその人の癖が出やすいです。相談内容だけでなく、ツイートを通して見える癖やプロフィールなどからどのような人か感じ取り、その方の全体を見るように心がけています。

――相談している内容だけが、その人ではないですものね。

悩みは「今」だけにあるものではなくて、過去から未来へ続くストーリーの中にあるものだと思ってます。
ですから、悩みを取り巻くストーリーを、話せる範囲でいいので聴かせてもらえたら嬉しいな思っています。そうすると、いろいろな側面から相談者さんの世界を見ることができると思いますから。

――これからTwitterで相談しようとしている人にどのようなことを伝えたいですか?

何も持たないで相談に来て欲しいなと思います。自分が欲しい答えをもらえると期待して入ってくるのではなく。
そしてそこにいるカウンセラーや、やり取りする言葉に出逢って欲しいです。

たとえば、あなたが「消えたい」「死んでしまいたい」と思っていたとして・・・。
「あなたの思うようにしたらいいよ」とか「死なないで!!」といった言葉を、あなたは心のどこかで期待しているかもしれません。でもその期待通りの言葉はきっと返せません。
あなたが望む言葉とは違う言葉できっとお返事させてもらうと思います。

だけど、お話しをしながら「本当はこういう言葉が欲しかったのかもしれない」と感じてもらえるような、活字だからこその「コトバ」の出逢いがあったりして「また苦しくなったら『こころのほっとチャット』に相談しよう」と思ってもらえたら嬉しいですね。

 

2020年8月27日
広報スタッフA
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Twitterからの「こころのほっとチャット」相談が3000件を超えました

カテゴリ: プレスリリース 作成日:2020年08月26日(水)

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広報スタッフKです。

 

・SNS相談「こころのほっとチャット」の相談数の急増

・Twitter からの相談対応数が累計3000 件を突破

・ 自殺予防週間(9月10日~16日)のカウンセラー増員

についてのプレスリリースを配信しました。

 

さみしいとき、かなしいとき。

場所を問わずにオンラインで人と繋がれるコミュニケーション手段が格段に増えました。

 

Twitter ではその匿名性の高さから、

誰にも言えない心の悩みを打ち明けるツイートが多く見受けられます。

また、誹謗中傷やつらい気持ちに共鳴してつらい気持ちになってしまう人もいると思います。


誰かに話を聴いてほしいとき。

「こころのほっとチャット」で当団体のカウンセラーと繋がっていただければと思います。


 

東京メンタルヘルス・スクエアは

「話をちゃんと聴いてくれる人が傍にいる社会をつくる」という

基本理念の実現に向けて、安心して相談できる場づくりを今後も行ってまいります。

 

こころのほっとチャットのTwitterアカウントでは

自殺予防週間に向けて、当団体に所属するカウンセラーの言葉を毎日つぶやいています。

よろしければ、フォローやリツイートしていただけると嬉しいです。

ひとつひとつの大切なつながりが

皆さんの救いになることを願っています。

最後までお読みくださりありがとうございました。

2020年8月26日 
広報スタッフK

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夏休み明けの子どもたちの自殺と、いじめの二重の苦しみ

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年08月21日(金)

syoujo nayami s

 

 

夏休み明けの子どもたちの自殺と、いじめの二重の苦しみ
~「言ってねと言ったから言ったのに、どうしてそれなのにわかってくれないの?」~

 

SNS相談を受けている中であらためて気づかされることがあります。
そのひとつを今回はお伝えできればと思います。

 

夏休み明け、とりわけ9月1日に子どもたちの自殺率が高いという悲しいニュースは、ここ数年多くのメディアで取り上げられています。

そしてその自殺に関わることが多いのが、いじめです。

 

いじめ被害の子たちは二重に傷ついている
私たちが子どもたちからのSNS相談を受けていて、あらためて気づかされたことは、いじめ被害を訴える子どもたちは二重に傷ついている、ということでした。
二重とは、いじめ被害そのものでの傷つきが一つであり、もうひとつは、いじめ被害を訴えてもそのことを親身にわかってもらえないことでの傷つきです。

 

もう少し説明を加えます。

 

「いじめにあったら言ってね」と優しく言う大人たち
いじめ被害を耳にしたまわりの人たちは、どのようにそのことを思うのでしょうか?

 

たとえば、次のように思う人は少なくないかと思います。
「どうしていじめを受けたのを言ってくれなかったの? 言ってくれればなんとかできたのに」あるいは、「言ってくれなきゃわからないよ、必ず言ってね」と。

 

このため、学校で子どもたちを守る総本山である文科省は「SOSの出し方教育」をここ数年、学校教育の重点目標として熱心に推進しています。
「困ったことがあったら、助けを求めよう」「誰でもいいから、とにかく誰かに相談しよう」
と、SOSの出し方の教育を進めています。

 

ただ、SNS相談を受けていてあらためて気づいたのは、いじめ被害を受けた子どもたちは、実際には周りに何らかの形でSOSを発信していたということでした。

 

SNS相談で聞かれたいじめ被害の子たちの声
相談の中から典型的な子どもたちの訴えを、以下に抜粋してみます。

 

「母に一度相談したが、あまりきちんと聞いてもらえなかった」
「先生たちや周りの人、誰もわかってくれない。周りの人みんな信用できなくて、生きていていいのかもわからなくなってきた」
「誰かに助けを求めても誰も助けてくれない」
「いじめを苦に自殺未遂したが、母からそのとき強く突き放された、まったくわかってもらえなかった。そのときの母の言葉が頭から離れない」
「小学校のときからいじめ。先生に言ったらみんなにバラされて余計にひどくなった。もう誰にも言いたくない」「それから学校に行こうとすると、腹痛や嘔吐」

 

大人たちは「何かあったら言ってね、なんでも助けるから」などと言います。
ただ、苦しんでる子どもたちの多くは、周りに言ったのに「わかってもらえなかった」と傷ついていってしまっています。

 

【言ってねと言ったから言ったのに、どうしてそれなのにわかってくれないの?】
こんな風に思った子どもたちの心は? と想像すると、どんなに絶望してしまったことだろうかと思えてきます。

 

孤立させないことと、人間不信にならないようにすることと
「言ったのにわかってもらえなかった」ことで、子どもたちは二重に傷ついていくのです。
そして、わかってくれない周りの人たちのことを信じられなくなり、人間不信になります。
「こんな思いをするくらいなら、もう誰にも言わない。言ってもわかってくれないし、逆にそんなのいじめじゃないなんて言われたら、もう誰も信じられない」となるのも無理もないことでしょう。

 

こうして被害を訴えた子どもは、大事な人間関係の中から抜け落ちて、孤立していき、口を閉ざしていってしまうことがあるのです。

 

「SOSの出し方教育」はとても大事です。ただ、それだけでは不十分であると言わざるをえません。
子どもたちにSOSの出し方を教育することと合わせて、「SOSの受け止め方教育」を周りの大人たちに進めていくことが、さらに大事であるだろうと考えています。
子どもたちを孤立させないために、子どもたちが人間不信にならないように、そして子どもたちのいのちを守るためにも。

 

*ここでは、相談に寄せられた言葉から書きましたが、実際にはまわりの大人たちにいじめ被害を伝え、そしてしっかりと受け止め、わかってもらい、解決したということも多くあります。ということも書き添えておきます。

 

2020年8月22日
カウンセリングセンター長 新行内
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Twitterでカウンセラーとお話ししませんか(2)

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年08月20日(木)

東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談では、Twitterのダイレクトメッセージを通じてカウンセラーがお話しをお聴きしています。
最前線でお話を聴いている3名のスーパーバイザーにTwitterを通じた関わりへの想いを聴きました。

お2人目は賀澤SNSスーパーバイザーです。
匿名性が高いTwitterで、どのような人と話しているのか見えにくいのは相談に来られる方もカウンセラーも同じ。

だからこそカウンセラーが信頼されるように丁寧に関わろうとする真摯な姿勢をお届けします。
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――LINEの相談とTwitterの相談、どんなところが違うと感じますか?

Twitterでのご相談をお受けするようになった当初は、LINEの相談とは少し違うかなと感じていました。
LINEは話し相手がいないと会話が成り立たないツールですが、Twitterは相手がいなくてもつぶやくことができます。それがTwitterの良いところだとも思います。
相談に来られる方もつぶやくことに慣れていましたので、相談したいのか、つぶやかれているのかがわからないこともありました。会話がスムーズに進まない事も多かったり、時間だけが過ぎてしまう事もあり、お話していただきたいことをうまく受け取れず、申し訳ない状態の時期もありましたが、今はこちらがTwitterに慣れ、改善されたと思います。

複数のアカウントも持てるため(裏垢、サブ垢、闇垢など)で本音をつぶやかれる方も多いと思います。その気持ちをこちらも察知して、お話を伺うことが大切だと思っています。つぶやかれる最初の言葉が、ドキッとするものもありますが、心を打ち明けてくれている証拠なので、キャッチボールのように、しっかりと言葉を受けとることが大事だと思います。

――1回目のキャッチボールを成立させるために、どんな工夫をしていますか?

最初にどう声をかけるかも、とても重要だと思います。会話を始めやすい、安心してお話いただけるような返信を心がけたり、事前にご相談内容を書き込んでいたいた方にはその相談内容に関するお返事を書いたり、カウンセラーと会話しやすくなる工夫をしています。

——Twitterで話される相談の特徴はなんでしょう?

心の叫びのような苦しみをダイレクトに表現されることも多いと感じています。心の底でずっと悩み続け、辛さから抜け出したいけれどどうにもならないこと、情報提供やアドバイスでは解決しないことが他の相談方法より多いようにも感じます。

私たちは、何でも話せる、相談に来られる方から信頼されるカウンセラーでありたいと願っていますので、ぜひ、お話にきていただければと思います。

——相談者さんにとって、Twitterを使って相談するメリットはどんなことでしょう?

手軽にアカウントを作成でき、複数アカウントを持てることや、、ツイートとダイレクトメッセージを使い分けることで、自分の心の引き出しをひとつのツールで可視化して使い分けできるのがTwitterの良いところだと思います。
誰かに言いたくてしかたがない事があるけれど、お友達やフォロワーが見ている場所で何でも話すのは躊躇してしまいますよね。そういうときは、「こころのほっとチャット」に相談して頂き、ご自分の引き出しのひとつにして頂けたらいいなと思います。

——これからTwitterで相談しようとしている人にどのようなことを伝えたいですか?

ニュースでも報道されている通り、SNS上で知り合った人とトラブルが起きる事件が後を断ちません。
不安なことがあって、Twitterで誰かと知り合いたい、話したいと思われたら、「こころのほっとチャット」のカウンセラーと知り合って欲しいと思います。

誰もそのつぶやきを読んでくれなかったり、心ない言葉を返されたりして、Twitter上で孤独を感じる人もいるのではないかと心配しています。

話したいことがまとまっていなくても大丈夫です。
そのつぶやきを「こころのほっとチャット」に聴かせてほしいなと思っています。

 

2020年8月20日
広報スタッフA

■こころのほっとチャット(SNS相談)

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