『生きてることが辛いなら』
3月の自殺対策強化月間中に、SNS相談をやったことは、すでに別のブログで報告しました。
今回は、その頃、あるいはその前後に、私自身が考えたりしたことを、ひとつ書いてみたいと思います。
「死にたい」となると、真っ先に浮かぶ歌は、森山直太朗さんの「生きてることが辛いなら」という歌です。
生きてることが辛いなら
いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが
3日と経てば元通り
こんな歌詞から始まる歌です。
今から10年前、2008年夏にシングルリリースされた曲です。
あいにく私はその当時はこの曲を知りませんでしたが、自殺を勧めているような内容にもとれるこの歌が、「過激すぎる」「どきっとした」などと賛否両論が巻き起こったようです。
この歌、作詞は直太朗さんの友人で、詩人の御徒町凧さんです。
もちろん、この曲は、自殺を勧めているわけではありません。
次のような歌詞でこの歌は終わります。
生きてることが辛いなら
くたばる喜びとっておけ
よかったら、この曲、まだの方はお聴きになってみてください。
私は聴いて、歌の力というものをとても実感しました。
感じ方は人それぞれかと思いますが、「生きてることがつらい」という言葉に感じるところがある方には、一聴をおすすめしたい曲です。
NPO法人 東京メンタルヘルス・スクエア 理事
SNSカウンセリング リーダー
新行内 勝善