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東京メンタルヘルス・スクエアblog

SNS相談(7) SNS相談の醍醐味「共感する快感」

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年03月10日(火)

東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談

(7)SNS相談の醍醐味「共感する快感」

 

SNS相談利用者の皆様に、SNS相談の向こう側にいる私たちのことを少しでも知ってもらいたくて、NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア(以下TMS)の創始者であり理事長である武藤清栄所長に「東京メンタルヘルス・スクエアのSNS相談」というテーマでお話をお聞きしています。

 

第7回はSNS相談の醍醐味「共感する快感」についてです。

SNS

 

 ――カウンセラーがクライエントさんの言葉を聞いて感動することがあります。これってカウンセラーとして良いことだと思いますか?

 

カウンセラーがクライエントさんに心を重ねると感動したり悲しくなったり、心が動くことがありますね。素晴らしいことです。こういうことを皆さん「共感」と呼んでいるけれど、私は「快感」だと思う。

 

――快感、ですか。それは、カウンセラーの快感ですか?クライエントの快感ですか?

 

もちろんクライエントにも解放感、リリース感はあるかもしれない。自ら言えた時というのは、やっぱり快感があるはずです。カウンセラーにとっても、クライエントに心を動かされるのは快感だと私は思います。

 

――なるほど、私はカウンセリングをしながら、「共感してるなー」「カウンセラーらしいことをしてるなー」と思っていたけれど、それは私の快感だと(笑)

 

そう、快感。

 

――そういわれると、ものすごく身に沁みます(笑)

 

不思議なのはさ、わっはっはって笑ってるカウンセラーがいないこと。ほんとは笑える話いっぱいあるはずなんだけど。たまには泣いてる人もいるよね。本人が目の前にいないからこちらの感情も隠さなくてもいい。そういうことができるのは、SNSの特徴的なところ。隠していたところね、開放する。その解放感と、それを聴く快感。

 

――もう一回整理すると、隠していたことをお披露目した時に、クライエントが得られるのは、解放感。
聴いたカウンセラーが得られるのは、快感。

 

そう。ありそうでしょう?聴けてよかったな、言ってくれてよかったなと思うこと。

 

――はい、とっても心当たりあります。

 

それくらいカウンセラーにもメリットがなければ、SNS相談なんて大変でしょう?肩は痛くなる、目は疲れる、手は動かさなきゃいけない‥。

 

――そうですね。対面の面談では、本人は隠しているつもりでも表情に出たりしてしまうから。

 

読まれちゃうっていうのはあるよね、面談形式のカウンセリングは。読まれたくなかったのに。

 

――自分で開放するんじゃなくて。

 

力のあるカウンセラーは読んでも読まないふりをしたりします。それがポーカーフェイスです。これもひとつ大事なスキルですよね。自分が提供していない情報を読まれて、解釈されて、こうでしょああでしょって言われるのは一番苦痛だと思います。そういう意味で、隠せる媒体であるSNSはいいよね。

 

――SNSではクライエントの本当に言いたいこと、読み切れないことも多くあります。

 

ちょっと今まで私が感じているのは、同情的なカウンセラーが結構いらっしゃる。悪くはないけど良くもないと思います。


「辛かったわね」「それは大変だったね」「あーそうだったの、それはどうして?」「キツかったわね……」そんな話をして時間になったら「時間になっちゃった」「ごめんね」と終わるカウンセリング。


それではお披露目できない。それよりは、「あー、つらかったね、その時どうやって耐えたの?」「どんなこと考えた?」「なんか仕返ししようと思った?どうやって仕返ししようと思ったの?教えて?」って、学ぶ姿勢のほうが、面白い。

 

――それがあると、こっちも面白いし、向こうも開放できたと感じられそうです。

 

カウンセラーにもいろいろな考え方があって、何が正解ということはないのですが私はそういう姿勢がいいと思ってやってます。そうやって、もう一歩聞いたほうが、面白いから。自分が。

 

――カウンセラーも自分が快く感じるような関わり方をするほうが上手く行く、という考え方ですね。

 

そう、快感を追求するの。これ、是非カウンセラーのみんなに伝えてね(笑)

 (この項、続きます)

 2020年3月10日

広報スタッフA

 

 

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