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新行内カウンセリングセンター長が日経新聞の取材を受けました - 悩み相談と心の対話の場所 | NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア

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東京メンタルヘルス・スクエアblog

新行内カウンセリングセンター長が日経新聞の取材を受けました

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年06月10日(水)

こんにちは。

東京メンタルヘルス・スクエアの広報スタッフAです。

新行内カウンセリングセンター長に、日経新聞の取材について感想をお聴きしました。
SNS相談を通じて『一つでも多く何かを残したい』と願い走り続ける新行内の想い、ご一読ください。
ブルーインパルス
——日経新聞さんからの取材は、いつ頃決まったのですか?

6/4に連絡があって、6/5に取材を受けました。

——スピード感のある申し込みですね。

30分程度の電話取材でしたから。
アポイントを取って取材というのではなく、電話で今すぐ話が聞きたい、という感じでした。

――取材申し込みをいただいて、どう思いましたか?

マスメディアを通じて私たちの活動を広く社会に知ってもらう機会は、とても貴重だと考えています。

困難や悩みを抱えた人に知ってもらい、克服していくきっかけになれれば、これ以上のことはないと考えています。
そのために、取材には最大限協力していきたいと考えています。

――SNS相談という方法があること、必要な人に届いて欲しいという思いですね。

取材を受けるときは、私たちの活動が正確に広まっていくように、正しい情報を伝えてきたいと思っています。
そのための資料準備に1日お時間を頂き、翌日にお話しました。

――取材はどのような雰囲気でしたか?

記者さんの質問に答える形で進みました。取材は会わずに済む電話形式でしたが、可能なら在宅相談中カウンセラーの写真を撮りたいと要望され、写真で伝えたいという思いを感じました。記事だけよりも、写真があった方がリアルに感じられるからだと思います。

――カウンセラーの自宅を撮影するのは、ハードルの高い依頼だと思います。

ここが取材を受ける難しさですが、正確・リアルに伝えることと、相談のプライバシーを守ることは同じくらい重要です。相談内容だけでなくカウンセラーの個人情報の保護も含まれます。テレワーク中の写真撮影に協力できるカウンセラーを社内で募ったところ、予想に反して複数のカウンセラーより協力したいという声をいただきました。
私たちはプライバシー厳守のため、取材時に相談画面を撮影することを禁止としています。カウンセラーの個人情報も守りながら、テレワークの現場がリアルに伝わる記事ができることを楽しみにしています。

――記者さんから、興味深い質問はありましたか?

カウンセラーの健康を守るためにどのような対策を取られているのかという質問がありました。
組織で働く人を読者に多く持つ、日経新聞さんらしい視点の質問だなと思いました。
特に、他の相談窓口が中断・縮小しているなかで、東京メンタルヘルス・スクエアはどのように相談を継続しているのか?ということに関心があるように感じました。

――相談体制にフォーカスされるのは珍しいですね。

これまでは、コロナでどのような相談が増えましたか?といった取材が多くありましたが、こういった取材は初めてで、貴重に感じました。
というのは、大変な思いをする方が多くいる危機的状況下だからこそ、決してSNS相談は中断してはならないと切実な想いを持って、継続するために最大限に努力を重ねてきたからです。

――他の電話相談やSNS相談窓口には、相談を中断、短縮しているところもありました。

相談員の安全や社会の要請を考え、歯がゆい思いをしながら中断・短縮せざるを得なかった機関も多くあったと思います。
実際に、他の機関が休止していた4月―5月、こころのほっとチャットの相談件数はこれまでで最も多い数となりました。

――相談内容については、どのような事例を紹介されましたか?

経済的な相談、勤労者に関する相談を中心に紹介しました。
仕事がなくなった、減った、というコロナが直接影響する相談だけでなく、外出自粛中の家庭という密閉空間で「コロナで仕事がうまく行かない」「株で損をした」等のストレスが加わって問題が起きるといった、コロナが間接的に影響する相談も紹介しました。

――組織で働く皆さんも、コロナへの対応に試行錯誤していると思います。

組織に関する相談事例として、新入社員が入社した途端にテレワークになって不安に思っている事例も紹介しました。
モチベーションが保てず仕事を辞めて田舎に帰りたいけど、色々な事情で帰れない。そういう苦しさ、大変さもありますよね、という話をしました。

――今回の取材で1番話したかったことは何でしたか?

相談を継続するため、私たちが行っていることを知ってほしいと思って話しました。
テレワークを実現するためのプロジェクトを立ち上げ、課題を洗い出し、対策を決めて実践し、カウンセラーとスタッフが協力し合って相談を継続することができました。
多くのトラブルに遭いながらもテレワークも活用しSNS相談を継続したことをお伝えできていたらいいなと思います。
実際にテレワークを2か月運用してみて、新たな課題も出てきています。これらについても引き続き対策を検討しています。

――今後のSNS相談について、今の新行内さんが思っていることを教えてください。

コロナに関する相談、特にコロナが引き金になって起きる家庭や職場、人間関係の悩みは続くでしょう。
メディアを通じてSNS相談を知ってもらいたい。
人に会い辛い状況でも悩みを話せる場として使ってほしい。
そのためにSNS相談を継続していきたいと思っています。
ただ、私自身は常に不安を感じています。何が不安かというと、SNS相談がいつまで続くか、ということです。

――直接会って話し辛い今だからこそSNS相談が必要とされているように思いますが、それでも不安を感じますか?

2018年にSNS相談を開始した当初には想像できなかったほど、SNS相談は必要とされています。
しかしカウンセリングの主な手法は、やはり対面相談でしょう。SNSが補助的な相談手段とは必ずしも思っていませんが、多くの人にとってSNS相談は「不完全な」相談手段です。
ですから、いつかなくなるのではないか、と不安を抱えています。

同じくらい、たとえ無くなったとしても何かを残したいという想いも強くあります。

――SNS相談の立ち上げから中心となって関わってきた新行内さんならではの、不安と願いですね。

現在、当団体でSNS相談に関わっているカウンセラーは、関係機関である東京メンタルヘルス(株)のカウンセラーも合わせると150名近くにのぼる大所帯です。
私一人では何もできません。
スタッフやカウンセラーたちと協力して、何かを残していきたい、一つでも多くの何かを残していきたい。
そんなことを考えながら、走り続けています。
 
2020年6月10日
広報スタッフA

 

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